おおかみこどもの雨と雪がすごい良い映画だったので感想を書いた『私は、この子たちと行きていく』


おおかみこどもの雨と雪見てきました。公開前から見たいなと思ってたので、ナイスタイミングで。実はあんまり予備知識なくて、時をかける少女サマーウォーズか〜くらいで、前者は面白かったけどちょっとどこか物足りなくて(未だに分からない)、後者は見てないし評判も良い訳じゃなかったのであまり気にしていなかったのですが、今回のおおかみこどもは公開直後の評判がとても良かったので早く観たいな〜と思ってました。まぁ結論から言うと、すごい良かった。うん、ジブリ作品とかにも負けないよね。感動する。


お客さんも、綺麗に満席で、(しかも大人が多い)ああやってスクリーンに見入っちゃうような映画は本当にいいな〜って思いました。子ども向けの色が強いので子どもが多いのかなと思ってたのでこれは意外でした。みんなインターネットで評判とかみて来てたのかな。テレビ?どっちにしろこんなに綺麗に席が埋まるんだっていうくらい人が入ってました。


作品は、たぶん見る人が男の人か女の人かで全然感想違うんじゃないかな〜っていうような感じです。それでも、すごいですけどね、お母さんの子どもに対する愛情が溢れてきて、本当お母さんってすごいって思いました。本当にすごいです。母は偉大。とあるシーンで、お母さんが息子を守ろうとして、そんなシーンが見ててとても辛くてなんでだろうって思ったんですけど、たぶんぼくの場合お母さんに迷惑をかけたりしてたんですけど、それが同じ感じでうわぁっとなって、きっとそういうところは経験が無いので子どもが見るのと大人が見るのでは全然感想が違うと思います。


とにかく、母子の愛情がものすごくきれいに純粋に描かれているので、ある意味、万人受けするんですけど、育った環境によって受け取り方の度合いは人それぞれなのかな。子どもを育てるってあぁそういうことなんだなぁって思います。たぶん葛藤があるじゃないですか、自分の子どもにはこうなって欲しい、でも本人が望むように育って欲しい、そういうのって教科書はないじゃないですか。でも同じ子どもって一人もいないわけだし、自分がこどもだったら好き勝手にやっても自分の人生ですから後からいくらでも後悔してやり直すことはできると思うんですけど、親は子どもの人生に関わり続けるのに、大人になってしまったら、あとは子ども自身に任せるしか無いんですよね。そういう責任があって、自分以上に子どもを大切にしちゃうんでしょうね。そしてそこで出てくるのは、責任じゃなくてただただ純粋な愛情なんじゃないかなあと思いました。


ネットでも色々評価がありますが、良い評価が多いのは映画を見てみて実感しました。あぁこれは細田さんもすごい頑張ったんだなあと思います。良い映画だった。