星を継ぐもの

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

月面で真紅の宇宙服を着た人間の遺骸が発見された。この人物は何者なのか?
各国の組織に照会するも該当する行方不明者は居なかった。のみならずC14法による遺骸の年代測定では5万年前の結果が得られ、チャーリーと名付けられたこの人物の出自は全く謎であった。
その正体を探るために、物質を透過撮影できるトライマグニスコープが手配されると共に、その開発者であるヴィクター・ハントにも調査への参加が要請された。スコープを駆使して少しずつ齎された情報と数少ない所持品を元にあらゆる分野の学問を総動員した分析が始まった。だが、その指し示す事象は矛盾だらけだった。(Wikipedia

名作なのは知っていたけど全然読んだことなくて、かなり面白かった。。
予想していたのと違って、最初は2001年宇宙の旅みたいに宇宙に出掛けていってそこで起こるSFミステリーみたいなのを想像していたのだけど、違った。それが逆にすごい。
地球にいる科学者たちがチャーリーの残された痕跡から真実を突き詰めていく過程が、よくもそれほど書けるものだと。人間の空想バンザイ。宇宙面白い。
前に代官山蔦屋書店で宇宙専門書棚があったけど、もう一度アレ見に行きたくなった。こうなってくると他の作品も読みたくなってくる。
実は最初は「エンダーのゲーム」という本が読みたかったのだけど、それを探していたらこっちの本を買っていたという経緯があって。なので次はエンダーのゲームを読もうかと思っている。*1

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))

*1:エンダーのゲームはお知り合いの方に教えてもらって未だ読んでない