立花岳志さんのデビュー作「ノマドワーカーという生き方」を拝読致しました
- 作者: 立花岳志
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/06/01
- メディア: 単行本
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書籍「ノマドワーカーという生き方」6月1日、本日発売です!!
立花さんのデビュー作を読んで参りました
勝間塾で知り合って以来仲良くさせて頂いております立花さん(@ttachi)がこの度デビュー作を出版されたということで、最近はめっきり本を読まない生活を送っていた自分ではありますが、これは是が非でも購入した上で読まねばと思い、早速仕事の帰りに金曜日で賑わう渋谷にあります啓文堂マークシティ店で購入致して参りました。余談ではありますが、当初紀伊国屋東急プラザ店に立寄り書籍を探していたものの生憎見つからなかったという経緯があったのですが、140文字以内の短文を投稿できる情報サービスにて立花さん周りのツイィトを拝見している限り、かなり多くの書店で新刊棚コーナーに平積みされていた模様ですので、恐らく自分の見落としであって、紀伊国屋東急プラザ店にも置かれていたのではないかと思っております。「ノマドワーカー」や「プロブロガー」というコンテンツに普段触れる事の無い方でも非常に楽しく拝見できる内容でありますので、是非一冊購入の上、読了後の感想を立花さんへお送りされると宜しいかと思います。作中でも、
僕はいつでもネットにいます。僕とお話ししてみたいと言う方は、Twitterで@ttachiをフォローして、「本を読んでフォローしたよ」と語りかけて下さい。僕は必ず返事をします。眠ったり仕事をしていたら、ちょっと遅くなるかもしれませんが、必ず返事をします。待っていて下さい。
という非常に熱いメッセージを書いて頂いておりますので、ツイッタァのアカウントを持っていらっしゃらない方もこれを機会にツイッタァ・デビューをしてみたら如何でしょうか。ちなみに@K_Hossy86というアカウントでツイッタァを利用している人間もここにおります。僕はいつでもネットにいます。僕とお話ししてみたいと言う方は、Twitterで@K_Hossy86をフォローして、「ブログを読んでフォローしたよ」と語りかけて下さい。僕は必ず返事をします。眠ったり仕事をしていたら、ちょっと遅くなるかもしれませんが、必ず返事をします。待っていて下さい。たぶん。
「ノマドワーカーという生き方」とは立花さんの全てでありました
このタイトルがどういう経緯で決定されたのかは自分は存じ上げませんが、この本は「ノマドワーカーという生き方」と言うよりも、むしろ立花さんの生き方を全て言葉に落とし込んだ書籍版プレゼンテーションのようなものだというのが、読了後の実感として残っております。日々単文投稿サービスやブログ「No Second Life」を拝見しておりますが、立花さんの生き方と言うのはやはり普通の社会人のそれとは大きく異なっており、会社や組織に所属せず自らの力で生活してゆくというそのスタイルの裏には、計画力と言いますかタスク管理力と言いますか、我々通常の社会人や学生が簡単に真似できるようなものではなく、その裏には様々な工夫やツールの使い方、また確固たる考え方というものが存在しており、本書にはその全てが詳細に記載されております。
この本には、僕が独立を目指してやってきたこと、独立後やっていることを漏らすことなく網羅しました。
よくよく読んでみたら書いてありました。
ブログの何たるか
網羅的な内容を網羅してもよいのですがこのままいくと茫漠な文字数を書き連ねることになりそうですので敢えて「ブログ」というキーワードに絞ってみたいと思います。と申し上げますのも、ぼくもかれこれ4年以上ブログを書き続けておりますが、やはりブログを書いて自分の考えをまとめて言葉に落とし込むという行為は非常に気持ちのよい作業でありますし、また人のブログを読むという行為はその人の考え方の何たるかを知る非常に有意義な行為であって、これを機にまたブログを書くひとが一人でも増えたら自分自身も大変楽しいであろうという気持ちが有ります。いささか単調ではありますが、本書で挙げられているブログに関する記載をまとめてみたいと思います。
- ブログのために投入した時間にアクセス数は比例する。多くの人にブログを見て欲しいと思うならば、相応の時間を投入する必要が有る。そして、ブログを書く時間を作る為には、今生活の中で行っている事を何かやめる必要がある、ということ。
- ブログとライター業は異なる。「人に書く内容を指示されて書く」のがライターであり、「自分が書きたい事を書く」のがブロガーである。
- ブログを始めたいと考えている方が最初に取り組むべきことは、「ブログのミッションを決める」「ブログの優先順位を決める」「やめることを決める」。
- ブログを習慣化したいのであれば、週に1回や2回という設定よりも「毎日」の方が習慣化しやすくモチベーションも維持しやすい。
ブログを書きたいと思います
ブログを書くと言う行為自体のハードルは低いと思っております。何か難しそうなことを言っても所詮はブログですし、「書きたいことを書く」というのがブログの究極の姿であって、内容の統一性などは単文でもエントリイを公開することに比較すればプライオリティは低くてもよいというのが自分の感想です。以前触れたこともありますが、知り合いのブログを読むと言う行為は何にも増して有意義で楽しい行為です。自分の考えを日常のコミュニケーションにおいて全て晒し出すということはあまり無いことですが、逆にブログというものは自分の考えを全て晒し出すことで、より一層深みや面白みが増してくるものでありますし、そこから今まで見えていなかった、若しくは見せていなかった部分をお互いが知ることができるということは、ブログを書くことの非常に大きなメリットかと思います。
目標管理とかライフログとかは本を買って読んでください
本当はこのあたりについても書きたく、立花さんの生き方の基盤となる部分だと思いますので自分なりの考えを書いておきたい所ですが、未だ至らぬ自分が書くのもアレなので簡潔に感想を述べますと、普通の生活の仕方に目標設定と振り返りを持ち込むことで自分の立ち位置を確認し易くなるので、少しでもやっておいた方がよいですよ、ということです。巷では、目標を決めて現状とのギヤップを把握した上でギヤップを埋める為のマイルストーンを策定致しましょう云々ということが盛んに叫ばれておりますが、実際にこれができている人は非常に少ないかと思われます。この状況を改善する為には、立花さんが作中で解説して頂いている通り、計画の立案とレビューをこなしていくということを継続することが何より大切かと。こうした取り組みは以前より試行の上挫折を続けるという非常に人間的な生活をおくって参りましたが、本書を読むと非常に「やってやろう感」を刺激されますので、確実に実行に移していくことをしなければならぬと考えています。
以上、出版おめでとうございました。既に次回作をたいへん楽しみにしております。