Chabo! チャリティ☆ラン 講演会<絆、つながり>
今日はChabo! チャリティ☆ランで夢の島公園を走った後、Chabo!の著者の方々の話を聞いて聞いていたのだが、これが存外興味深かったので備忘録的に残す。今度まとめる。かも。
ディスカッション
山口一男氏
- 多様性を持つ人達の集まりが力を産む
- 孤独には二種類ある
- 一人である孤独
- 社会で自分の価値を認めてもらえない孤独
- これらを解消するためには、社会に建設的に関わろうとする姿勢が必要
- 絆=強い繋がり。集団主義過ぎる側面がある(例、昔の日本)
- 弱い繋がり(例、今回のChabo! チャリティ☆ランのような)の方が良い
- どうすればそうした弱い繋がりを持つ機会があるか?
- 弱い繋がりを求めた時に、色々な人がいる。見極める力(social inteligence)が必要。
つながることによって何が起こるか
酒井穣氏
- つながること‥集団の中に一人で入っていくこと
- つなげること‥その一人に対して、その勇気を称え、手を差し伸べる力
- オランダではつながる力、つなげる力が強い。対して日本では、つながった者同士が深く関わりすぎる。
勝間和代氏
- "絆"の語源は「牛や馬をつないでおく"綱"」=切っても切れない縁
- 絆とは、英語にならない日本語
- いかに日本人が"絆"をぼんやり捉えているか
一言コメント
勝間和代氏
- 日本人は平等な絆が作れない。上か下かという縦の絆をすぐに見極めたがる。
山田昌弘氏
- 日本人が縦の絆を作るのは、男性社会の特徴。女性進出により、その男性社会の特徴が逆に弱みになってきた。
酒井穣氏
- オランダ(プロテスタント)系の国は、神と個人を相互に繋ぐので、個人同士は平等だという思想がある。乞食も平等。
山口一男氏
- プロジェクトを作る時
- 日本:身近で集り易い人、知っている人とチームを作る
- アメリカ:新しい人と出会うチャンス。横のつながり力が強い。
- 日本でダイバシティが広がらないのは、そうして新しい人(女性や外国人など)を上手くマネジメントできないから。
白河桃子氏
- 就活と結活は弱いつながりの方が良い。
- 強いつながりは、強すぎて、新しい出会いが産まれない
- 絆(家族・子ども)が欲しいと思ったら、自分で動かなければならない。
- 昔は結婚は当然のレールのようだったが、そこから自由になったら、逆に結婚が難しくなった。