カリスマニュースサイト管理人が15年続けたシンプルな情報収集術
- http://www.digical.co.jp/ebooks/102.html
- 【ソーシャルブック】シリーズ
- 著者:まなめ
- 発売日:2012年2月24日
感想
初の、電子書籍レビュー。これだけインターネットでの情報収集のやり方を公開してしまうのもすごいなーと。本の中にもあるのだけど"情報のアーリーアダプター"にとっては、自分の情報収集の方法というのは秘伝レシピみたいなものなんじゃないかなーと思っている。他の人とは違うやり方をしているからこそ、アーリーアダプターたりうる訳であり、それを公開するという事は、自分にとっての競合が発生する事に他ならない気がします。勿論、自分で作り上げたやり方ではないですから、インプットの質が同じになるかと言えばそうではないし、そうして情報がより早く色々な人に伝わるようになれば、それだけ面白い情報がたくさん流れてくるようになるというメリットもあると思います。
memo
しかしながら、例えば家の扉を開いたらツイッターに投稿するようなスイッチをつければ、それはもう0クリックの世界です。
インラーネッとを"完全に"一つのデータベースとして扱うためには、インターネット上での言語統一が必要であり、そのためには翻訳サービスの品質向上が求められるのではないでしょうか。
インターネットを二分するならば、Googleで検索できるサイトとできないサイトになるでしょうか。ミクシィやフェイスブックといったSNSが人気なのは、Googleに検索されないということも隠れた理由の一つだと思っています。
それでも殆どの人はなかなかノイズを受け入れる事は出来ないですし、受け入れた上で好きを抽出するだけの時間的、技術的コストをかけることができるとは限りません。だから、有益なニュースを紹介する個人ニュースサイトや、ツイッターのまとめサイトのニーズがあるのです。
情報収集術
- はてなブックマークで10users以上の記事をチェックする
- はてなの人気エントリーをチェックする
- はてなブックマークの特定キーワードをチェックする
- ツイッターの100fav以上のツイートをチェックする
- お気に入りのブログ/サイトをチェックする
要するに、「良い情報収集で、良い人生を。」という真の目的を、情報収集活動を実際に行う行程に落とし込むと、その目的は自分データベースを作る事になるのです。
これらソーシャルサービスの多くはリアルタイムのサービスである事から、その広まりのスピードは格段に上がったのですが、逆に廃れるまでも早くなり、ニュースサイト群が可能としていた津波アクセスではなく、まるで竜巻のように一瞬にして通り過ぎていくようなアクセスに姿を変える事となったのです。