男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで
- 作者: 落合正勝
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/01/22
- メディア: 単行本
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今週は物凄い仕事量で、ずっと終電と深夜タクシー帰りを連発した。昨日疲れて寝ていたらさっき起きた始末。土曜日は一体どこへ…。
スーツをクラシックに着るのはとても難しい。そもそもスーツはとても奥が深いなーと思った。服装と言うのはその人の品格を表しますから外見なんて、と思わずにちゃんとしたスーツを着たいものです。
memo
スーツ
スーツスタイルの三大潮流はゲルマン、ラテン、アメリカ
ある枠の中で作られている既製服が、千差万別の個々の肩に、はじめから注文服のようにフィットするわけはない。
両サイドのポケットは、わずかに傾斜をつけるべきだ。直線ではなく傾斜があった方が、全体のプロポーションを整えやすい。
現代の生産素材は当時に比べずっと地が薄く、糸も細く繊細な細工が施されているため、折り返しをつけないと足下が不安げに見える。折り返しを付ける事によって重厚感が加わり、靴とのバランスがスムースになる。
男のスーツに限って言えば、二着の安価な福より、一着の高価なものを。これは基本である。
スーツの最も効果的な手入れは、唯一つ、ブラッシングを終止くまなく試みる事である。シーズン毎にクリーニングに出すのは馬鹿げている。それよりも着用後必ずブラッシングをして、ホコリを落とす習慣をつける。
靴
購入直後の手入れはもっとも大切である。古くなってから手入れをはじめても意味が無い。
一般的に入手でき、もっとも信頼度の高いクリームは、英国王室御用達の「メルトニアン・シュークリーム」である。
シャツ
正当な襟ははスプレッドカラーのみ。
シャツを購入する時はまず素材を確かめる。コットン100%のほどよい番手を。スタイルはその後の選択である。
カフスリンクスの選択は、ネクタイと同じように、いやそれ以上に気を使わなければならず、かならずシャツとネクタイの色とのコーディネイトは必要だ。
ネクタイ
クラシックナスーツスタイルにコーディネイトすべきは、重量感のあるシルク素材を用い、柄はクラシックパターンの小紋を配したネクタイだ。ジャガードに代表される、織を十分に効かせた厚手のタイである。
現代のモダン・クラシックなネクタイの結び目は、ダブルノット(二重巻き)である。
きこなし
クラシックで上質な靴とネクタイは、スーツが上質でもそうでなくても、スーツスタイルを際立たせる。逆に靴とネクタイが貧相であれば、それがたとえ注文服であっても、全体の印象は驚く程みすぼらしくなる。
具体的な数字を挙げるなら、はじめに靴に10万円、ネクタイに1万5千円、スーツに10万円、シャツに1万円、それで十分である。
これからエレガントなクラシックスタイルを試みようとする人たちのために、購入の順位を総括するならば次の通りである。
- ブラウン系のストレートチップの靴
- 紺地に白のピンドットのネクタイ
- ブルーまたは白のワイドカラーシャツ
- 紺色のホーズ
- 鉄紺色にチョークストライプが入ったシングルのスリーピース
- チャコールグレーのツーピース
- 鉄紺無地のダブルのスーツ