代官山T-SITEが想像以上に素敵な空間だった
今日もぬるぬると仕事を終えた夜の八時頃、日曜日にも関わらずはたと思い出して、12月5日に代官山に新しく出来たという代官山T-SITEに行く事にした。そもそも代官山へ行くこと自体かなり久しぶりだったのだが、久しぶりに降り立った日曜夜の街は以前よりも落ち着いた雰囲気を帯びていたような気がした。渋谷へ向かうファッションストリートは若者の賑わいで満ち満ちているが、ヒルサイドテラスを有する旧山手通り沿いはもう少し、オトナな落ち着きを漂わせていた。そんな中、人もまばらな旧山手通りを代官山T-SITEに向かって歩いていったのだが、そもそも代官山T-SITEって何ぞやという人もいると思うのでコンセプトを引用することとする。
代官山T-SITEとは
「作家は処女作に向かって成熟する」。これは文芸評論家・亀井勝一郎氏の言葉です。
処女作にはその作家にとってのテーマが含まれているという意味ですが、
これはなにも文学に限ったことではありません。
代官山T-SITEは、プロジェクト発足当時、
「次世代のTSUTAYAを作る」ことを核に動き出しました。
しかし突き詰めてみると、それは創業当時の夢を辿ることだと気づいたのです。
1983年、大阪の枚方にTSUTAYAの原点ともいえる店が誕生します。名前は「蔦屋書店」。
めざしたのは、「本、映画、音楽を通してライフスタイルを提案すること」でした。
それから約30年もの時が流れます。
あの頃、蔦屋書店に訪れていた人たちは、今でも本を手にしているだろうか。
映画を堪能し、音楽に耳を傾けているだろうか。
彼らがライフスタイルを発見できる場を私たちは提供しているだろうか。
今一度、開業当時に抱いた夢と向き合うことにしました。
ここのTSUTAYAは「代官山 蔦屋書店」を名乗ります。
Tの字をモチーフにしたファサードが連続するこの敷地の総称は「代官山T-SITE」と名付けました。
これは「Tカード」のカードホルダーの皆さまに向けたポータルサイトと同じ名前です。
名前の由来 代官山DAIKANYAMA T-SITE
そう。代官山に出来た、新しいTUTAYAである。しかし、「なんだTUTAYAかよ」では済ませられない前評判と、キャッチーなサイトプロモーションのお陰で、これは一度行ってみなければと思い、のこのこと足を運んだ。そしてすぐに到着したのだが、スゴイ。かなり良い感じの雰囲気を醸し出していた。
↑T-SITEの外観。この季節は隣に大きなクリスマスツリーが飾られており、写真を撮っている人がたくさんいた。
店舗設計
T-SITEは3棟に分かれており、1階には全棟本が揃っている。そこでは和書・洋書を含めて、「人文・文学」「アート」「建築」「クルマ」「料理」という魅惑的で幅広いジャンルの本が並ぶ。また1階にはスターバックスとファミリーマートが併設されており、買った本をそこで読んでいくこともできるようになっている。2階は音楽・映画のフロアとなっており、中央の棟はAnjinというとても広いラウンジとなっており、ここでも1階の本を持ってきて、選書することができるようになっている。個人的にはこのラウンジの雰囲気がかなり気に入ってしまった。今日は時間が無く行けなかったのだが、休日に時間が取れたら一日中入り浸ってみたいと思わせるラグジュアリー。
↑Anjinアンジン ゆったりソファで珈琲やアルコールが楽しめる。バーカウンタもー併設。
余りにも楽しく、気が付いたら夜にも拘らず1時間以上、本を捲っては閉じ捲っては閉じと、素敵な空間を満喫してしまっていた。とにかく、品揃えの良さもさることながら、空間としての完成度が非常に高く、何時間でもいられてしまうような、そんな想いを抱かせるような店舗デザインであった。店舗全体が木材質で作られており、広さを存分に活かして、それぞれのジャンルのコーナーが独立した小部屋のようになっている。各所に配置されたiPadのナビゲーションや、視聴用の機材と椅子もたくさん用意され、顧客をもてなそうとする心配りが随所に感じられた。
衝動買い
気が付いたらCDを1枚、本を1冊買っていた。普段は衝動買いなどあまりしないのだが、今日は知らぬ間に購買意欲を刺激され‥\(^o^)/
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とにかく一度行ってみると、その魅力が分かるのではないかと思います。
時間がある方は、是非足を運んでみて下さい。