謹賀新年 2010年に読んだ本 ベスト5

新年明けましておめでとうございます。2011年もよろしくお願いします。
いま過去の記事を遡って見ていたら、このブログを書き始めたのは2009年5月の時でした。
まだ会社に入って1ヶ月くらいの時で、気がついたらもうすぐ社会人3年目です。早いものですね。
今年も、読んだ本の感想とかを中心に、駄文を書き連ねていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


さて、年末にまとめられなかったので、一年の区切りとして読書の振り返りをしておきたいと思います。
とは言え、去年は20冊しか書評の記事を書いていないので、ベスト5の発表という形でいきます。

2010年に読んだ本 ベスト5

1位 科学革命の構造

科学革命の構造

科学革命の構造

この本はすごく面白かったです。内容や文章自体は割と誰でも読めるような平易な文章なんですが、全てのページに新しい発見があり、すごくためになりました。科学史の発展に対する、科学者たちの関わり方という観点が、非常に新鮮でした。ちなみにこの本を読んだのは、「Googleが選ぶ20世紀の名著100選」の一番上に載っていたからです。なんというミーハー魂…。

2位 facebook

facebook

facebook

最近になりフェイスブック知名度が上がり続けていますが、これを読んだのは発売当初の5月頃。フェイスブック創始者マーク・ザッカーバーグが、フェイスブックを作り上げていく過程をドキュメンタリ形式で描いた作品でした。描写がリアルで、現実とは思えないような出来事が起きていく、まさに事実は小説より奇なりという格言を地でいくような感覚が面白かったです。またマーク・ザッカーバーグの物語が欧米で映画化されましたが、2011年1月15日に日本公開されるそうです。
http://www.socialnetwork-movie.jp/
観に行きたい!!

3位 ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く

ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く

ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く

友達に何か面白かった本はないかと聞いたときに教えてもらって本。僕たちが生きる3次元空間の中にある、隠された次元を追うスペクタクル学術ドキュメント。濃い内容でしたが、なんとか読破しました。NHKでも特集が組まれていたようで、youtubeに動画がアップされていたので、本を読んだ時にはそちらも見て情報を補完したりしました。(残念ながら現在はNHKの動画は削除されてしまったようです。)

4位 ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理

ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理

ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理

株式投資の統計理論に対する考察。株式投資の本を読んで、色々な分析の手法だとか、リスクヘッジだとか、ポートフォリオだとか、そういった、いわゆる「株の必勝法」を学んで、さらに投資の経験もある状態の人が読むと、まさにこの本が伝えたい内容が伝わると思います。つまり、株価も、天気も、コインの裏表も、未来を予測する事は不可能だということです。この本を読むと、株式投資に普遍的な攻略法などなど無いということを、自信を持って言えるようになります。(特に意味は無いかもしれませんが)

5位 ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

タイトルから内容を勘違いしてしまいそうですが、物凄く深い本。単にソフトウェア開発、コード書きの話には収まらない、素敵な教訓がたくさん詰まっています。

あとがき

去年はかなり仕事をしている時間が多く、またそんなことは生まれて初めての体験だったので、働くということがどういうことか、ということを体で感じることができました。そのおかげで本を読む時間が減りましたが、何よりも濃い経験ができた一年であったと思います。今年も本を読みつつ、仕事では未知の体験を求めて頑張っていきたいと思います。