ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
- 作者: バートンマルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/05/25
- メディア: 単行本
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有名ですよね。この本。読んだ事無かったのですが…。自分は大学に入学した時くらいから株式投資を始めたので、投資歴は約5年くらい。色々本を読んだりサイト(まだブログという感じでは無かった)を見たりして、こうすれば儲かる!みたいな投資手法をたくさん見てきた訳ですけど、約5年という経験を積み、今では自分の投資観というものがしっかりと確立するまでに至りました。そいうのを細かく書けたらそれはきっと面白いんでしょうけど、それをやったら一日作業では終わらない気がして、未だに手が出せずにいます…。以前そのような僕の投資に対する(特に株式投資)考えを簡単にまとめたことがあって、今見てもこれは自分の投資スタイルの基本であって良いのではないかと思っています。なんともひどく拙い文章ですが、言っていること・書いている事は、大体今考えていることと変わりません。
- 基本はバイ&ホールドで、短期売買はしない。これは5年間株をやった末の結論。
- ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析はしない。そんなもんで未来は予測できん。
- 株に限って言えばこれからは中国株かインド株だと思っている。
- 株は上がるか下がるかの1/2。しかも基本的にゼロにはならないから、悪くないギャンブル。
- ずっと持ってたらいつかは(それが何十年後であれ)上がるでしょ、的な考え。
今ではこれらに加えて、人がやっていないことをリスクをとってやった方がチャンスが大きいと考え、中国株やインド株、不動産投資等をポートフォリオ形成の追加要素と考えるようになりました。やはり、これだけ投資というものが大衆化してしまった状態では、人と同じことをしていても勝てないだろうと。そのような考えに至りました。
前置きが長くなりましたが、以下感想。
フレーズ
ランダム・ウォークというのは、「物事の過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能である。ということを意味する言葉である。これを株式市場にあてはめると、株価が短期的にどの方向に変化するかを予測するのは、難しいということだ。
まさにそう。将来の株価の確実な予測方法など存在しないし、あったとしてもそれを自分が知る事などない。
- ファンダメンタル価値理論…株式の本質的な価値を測定し投資
- 砂上の楼閣理論…株式に対する群衆の心理を測定し投資
「結局のところ、株式市場美人投票の場ではなくて、価値測定の場である」
市場に出ている株式は本来の価値に合うように調整され続ける…のか?
成功するための3つのルール
- 今後5年以上の利益成長率が市場平均以上の銘柄を買うこと
- 株価がファンダメンタル価値以上になっている銘柄には手を出すな
- 投資家が「砂上の楼閣」を創れるようなストーリーが描ける銘柄を探そう
めもめも
単純なバイ・アンド・ホールド戦略は、どのようなテクニカル戦略にも勝るのである。
これは長期の投資スタンスをとる場合には当てはまりそう。
>>REIT型投信は魅力的なポートフォリオ分散の機会を提供してくれる。(中略)不動産のリターンは必ずしも他の資産とは足並みを揃えては動かないからである。