自助論
- 作者: サミュエルスマイルズ,Samuel Smiles,竹内均
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2002/03/21
- メディア: 文庫
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サミュエル・スマイルズ「自助論」を読んだ。この手の古典的自己啓発本は、定期的に、繰り返し読む事によって、初めて効果を発揮すると思う。ただ一読するだけで本棚に納めたり売ってしまったら、それはだいぶ勿体無い事だ。僕は読書に対して、どうしても効果というものを求めてしまうタイプらしい。折角お金を払って、自分の時間を使って本を読んだのだから、一定のリターンを求めてしまうのだ。そして、この本でリターンを得ようと思ったら、半年後にもう一度読み返す必要がある。逆に、半年後にもう一度読み返す価値のある本でもある。
彼らの生活や人生観は、意識するしないに関わらず周りの人間の生活に浸透し、次代の理想的な人間像として広まっていくからだ。
人格が周りに浸透して影響を与える。
「人生の奥義の9割は快活な精神と勤勉にある」
本書テーマ。勤勉で節制に努めること。
- "天才とは、一つの問題に深く傾注した結果うまれるものだ"
- 毎日1時間でいいから、無為に過ごしている時間を何か有益な目的のために向けてみるがいい。そうすれば、平凡な能力しか無い人間でも必ず一つの学問の一つくらいはマスターできるようになる。
- 芸術家として他に秀でようと思ったら、気が向こうと向くまいと、麻も昼も夜も一心不乱に制作に打ち込むべきだ。それはもはや楽しみの域を超え、苦行と呼ぶにふさわしい。
日々の努力、継続すること。
「将来の利益のために現在の満足を犠牲にする」という克己の精神は、学ぼうとしてもそう簡単に身に付く訳ではない。
目先の欲求に釣られてしまうからなぁ…。
知識の量より知識を得る目的のほうがはるかに重要な問題である。
目的と手段がってやつか。常に目的を見る。