ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
- 作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/01/01
- メディア: 単行本
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ITの世界の話かと思ったら、それだけじゃなかった。深い。
- ハッカーの定義。優れたプログラマが、優れたプログラマのことを指してハッカーと呼ぶ。
- ハッカーが異端と言われる理由。それは、ソフトウェアの世界では革新が何より重要であり、革新と異端は実質的には同じだから。
- アメリカ人は何かやりたくなったら、ナイキのコマーシャルみたいにやる。「Just Do It」
- 遅く念入りな仕事は、早すぎる最適化。
- ハッカーと画家は、良いものを創るという点で、どちらも同じ人間である。
- 一番良い方法は、少数で何でも話せる友人を持っておく事。
- ハッカーがコンピュータに侵入しても、動機の考察という捜査手法を、警察は使う事ができない。なぜなら、知的好奇心というものはFBIの動機のリストには載っていないから。
- ベンチャー起業で働くということは、大企業でゆったり40年間働く代わりに、可能な限りハードに4年間働くということ。
- 富とは貨幣ではない。私たちが欲しがるもの、食物、衣服、住居、車、道具、観光地への旅行、そういったものである。
- 会社とは人々が集まってほかの人々が欲することをやる集団にすぎない。人々が欲することをするのが重要であって、集団に属する事は重要ではない。
- 大企業では他の大企業がやっていることをやっても良いが、ベンチャーでは他の企業と同じことをやってはいけない。
- 偉大なプログラマが本当に関心があるのは、面白い仕事をするということ。そして十分に金を儲ければ、やりたい仕事がやれる。この理由から、ハッカーは大きな財をなすことに惹かれるのである。