自分にとって最低限必要なもの

早いもので2010年を迎えてから2ヶ月が経とうしていますが、自分は何をしていたかと言えば、仕事のプロジェクトにどっぷりと浸り、週の5日だか6日だかをユーザの開発室とビジネスホテルの往復に費やすという生活を送っているため、日常生活の中で自分が何かをしたという実感はあまり無い。何よりも週に1日程しか家にいられず、しかもその時間の多くを睡眠に充てているため、プロジェクトが終わるまでは特に何もできなさそうなのである。


これは例えば自分のPCが一切使えない事であったり、自分が買った本を好きに読めないことであったり、好きに買い物にいけないことであったりと、自分の生活に若干の弊害をもたらすのだが、意外にもこれらのことは弊害らしく振舞っていないのではないのかと考えている。と言うのも、それらのものが自分の生活から無くなっても、僕はほとんど困ることは無いのだ。もちろん本だとか情報といった資源は休日にまとめて仕入れる必要があるのだが、それさえ可能ならば生活する場所とスタイルが変わるに過ぎない。ホテルにも必要なものが最低限揃っている。


最近はその生活にも慣れてきたため、資源をバッグとiPhoneに詰めたらどこへでも行けるという状態である。以前は慣れないために不便さを感じていたこともあったが、今はだいぶその感覚にも慣れてきて、自分にとって最低限必要なものとプラスアルファで必要なものというものが良く分かってきた。課題があるとすれば、例えば着替えであったり飲み物であったりという物的なものをいかに減らすことができるかという所だろう。それさえ解決できればさらに身が軽くなって良いんじゃないかと思う。


まあ結局はお金があればその場その場で色々な状況に対応できるので、お金を自分が持ち歩く資源の中心とするのが身軽になるための一番の近道なのだけれど。