『忘年会議 最終章』に行ってきた

『忘年会議 最終章』へのお誘い! | IDEA*IDEA


昨日は百式の田口さんと情報考学Passion For The Futureの橋本さんが主催される忘年会議2009というイベントに参加してきました。何のイベントかと言うと、参加者からアイデアを募り今年の究極のウェブサイトを決めたり、今年の検索ワード上位を振り返ったり、参加者全員で画期的なウェブサービスを考えるといったイベントです。さらに今回は特別ゲストとして、経済評論家でIT業界でも有名な勝間和代さんと、Twitter芸能人として最も有名な歌手の広瀬香美さんがいらっしゃっていました。このお二人がいらっしゃるというのも、今回の忘年会議を楽しみにしていた大きな理由でもあります。特に僕は勝間和代さんには昔とても大きな影響を受けたので、彼女をこの目で見てその発言を聞く事をとても楽しみにしていました。会場は東京ミッドタウンYahoo!Japanさんの会議室で、人数としてはスタッフの方も合わせて約200人程の方が集まっていたのではないかと思います。僕はミッドタウンのオフィスタワーという所は入ったことが無かったのですが、入ってすぐの正面受付で場所を尋ねると受付にいた3人のお姉さんが立ち上がって挨拶をしてくれて、さすがミッドタウンのオフィスは他とは違うなあと感動してしまいました。参加者の平均年齢は30歳くらい(予想)で、男女の比率は男性7割の女性3割くらいだったのではないかと思います。そしてiPhoneユーザ・Twitterユーザに関してはともに9割を超えるという、非常に面白い方々が集まったイベントでした。ちなみに僕は前から3番目という中々良い感じの席を確保してお話を聞いておりました。ガイドラインとしてイベント内容に機密性は無く、ブログやTwitterなどで内容をアップしても良いとのことだったので、聞いたことをメモしておきます。



会場は、こんな感じでした。

究極のウェブサイトランキング
1位 モバツイッター
2位 Lang-8
3位 Joker Blog
4位 Revilist
5位 ほめられサロン
6位 美人時計
7位 App Bank
8位 テレビジンα版
9位 nanapi
10位 Twitter


究極のウェブサイトランキングは、参加者から投稿されたマイナーサイトの中で究極のサイトを決めるというものです。Twitterに関してはマイナーでも何でも無いのですが、それでも今年の究極のウェブサイトはそれ以外にないと言うことで、1/6程の人か投稿されたそうです。1位はモバツイッターなのですが、これはTwitterを日本に広めることに多大な貢献をしたという理由で1位になっていました。ちなみにモバツイッターに関しては中の人もいらっしゃっていました!感動!この中で僕が知らなかったのは2位のLang-8、3位のJoker Blog、4位のRevilist、5位のほめられサロン、8位のテレビジンα版の5つでした。なんか全然知らないですね‥。7位のApp Bankは僕もリリース当初iPhoneにインストールしていたのですが、アプリケーションの有料・無料が分かり辛くすぐに使わなくなってしまったので、ランクインしているとは意外でした。このマイナーランキングは、自分がどれだけネットでアンテナを張っているかが分かって面白かったです。

Yahoo!検索で振り返る2009年

フレーズ

  • 検索ワード1位はYotube。ニコニコ動画と比べても上昇率が高い。
  • 2位はMixi。特に9月からMixiアプリを実装して検索率アップ。サンシャイン牧場みんなの農園など。
  • 14位アメブロアメーバピグアメーバなうとの連携効果から検索増。
  • Greeモバゲータウンなどのコミュニティサイトの躍進。
  • 人名ランキング1位は嵐。メンバー全員がほぼ同じ検索率なのは、歌手のユニットでは珍しい。
  • コミュニケーションサイトの拡大。Pixiv、アメピグ、ニコニコ。
  • 中でもやはり「Twitter」の躍進が目立つ。今年一番「Twitter」と検索されたのはヒウィヒッヒーが報道された7月23日。
  • Twitterの特徴は時間帯に関係なく検索されていること。Mixiなどは24時前後にピークがあるが、Twitterにはそれが無い。
  • ピクミー、趣味人倶楽部など、その他コミュニティサイトも上昇。
  • 今年は寅年と言うこともあり、しまじろう、ティガー、寅さんなどが上昇。この現象は毎年ある。
  • イケミー予想:ダッフィー、カドリーベア検索上昇→来年くまブーム!?


Yahoo!Japan検索グループのイケミーさんから、今年のYahoo!検索から2009年を振り返るというテーマで発表がありました。こちらも非常に面白かったです。普段は検索ランキングなどは何となく見ているだけなのですが、今回は検索に関する詳細な数値データを見せて頂き、改めてYahoo!検索の凄さを実感しました。やはりポータルサイトの情報収集能力はすごいです。面白かったのは、全体的にコミュニケーションサイトが躍進しているという話です。僕自身もいくつかのコミュニケーションサイトを利用していますが、自分の周りだけではなくネット全体の傾向としてコミュニティサイトの利用増加の流れがあるのだなと実感しました。そしてここで、勝間和代さんと広瀬香美さんが登場しました。



勝間さんと広瀬さんが登場。ちなみにこの写真には僕もばっちり写りこんでます(ぉ


勝間さんと広瀬さんがいらっしゃったのは30分程だったのですが、お二人の話は面白かったです。勝間さんに関しては、テレビや書籍、雑誌などで拝見する限りかなり喋る方だなと思っていたのですが、実際の勝間さんは、それ以上によく喋っていました。広瀬さんはTwitter上のつぶやきを見る限りマイペースな方なのかなと思っていたのですが、実際にかなりマイペースな印象を受けました。お二人とも楽しそうに喋っていたのが印象的です。以下メモを抜き書きします。

  • 二人の出会い→勝間さんが著作で広瀬さんの事を書いたのがきっかけ。
  • 広瀬「かずよちゃんは喋りすぎるから、140文字が丁度良い」
  • 勝間さん良く喋る。
  • 広瀬さんがTwitterでつい9を始めた。
  • 勝間「ITネイティブじゃないから、(広瀬さんは)発想が面白い」
  • 田口「立場的に、つぶやきを躊躇することはないか」
  • 勝間「躊躇することはない。言わないのは子供の名前とか」
  • 広瀬「17万人のフォロワーがいるということは気にしない」
  • 田口「Twitterは来年どうなりますか」
  • 勝間「アメリカではアクセスが落ちている。日本でどうやって敷居を下げるかが問題。何かアプリなどでフォロワーが増える仕組みが必要。手段としては二つ。一つはエンタメ系(ツイッターコンサート)、二つ目は市政者と市民の間を埋める新しいメディアとしての地位の確立。」
  • 広瀬「かずよちゃんは、Twitterをビジネスツールとして使ってそう」
  • 勝間「メディアミックス。新しいメディアとして使う。社会が将来ツイッターを使うから、それを先行してやっている。情報収集、考察などという点では仕事のためでもある」
  • 田口「ブログとの使い分けはどのようにしているか」
  • 勝間「ブログにTLを流している。使い分けしている」
  • 広瀬「音楽関連のことはブログに書いている。」
  • 最後に一言
  • 勝間「日本もアメリカも政権交代した。主張されたのは声を上げられない人達のための政治。そして声を上げられない人達のためのツールはITしかない。」


この後、勝間さんと広瀬さんが書いたTwitter本「つながる力」10冊争奪ジャンケン大会がありました。僕は残念ながら負けてしまいましたが・・・。それから広瀬さんの新しいCDも本と一緒にプレゼントされていました。ちなみに本をゲットした人は必ずブログで書評を書いてくださいと勝間さんと広瀬さんが言っていました笑。楽しみですね。この後田口さんと橋本さんの近況報告があり、休憩を挟んで全体会議を行いました。全体会議のテーマは「ネット依存問題を解決する画期的なアイデア」といったもので、個人作業のあとに全体作業だったのですが、僕は全然アイデアが思いつかずグループの皆さんに頼りきりでした。。発表されたアイデアは以下の四つ。

  • 婚活時計:美人時計のメッセージを送れる版
  • This Is It:つぶやいた状態をだだもれにする
  • カゲフミッター:歩かないとTLが進まない
  • 幸せの青い鳥:届くか分からない伝書鳩メッセージ
  • Thritter:生存なう!死亡後アカウント対策


1位になったのはThritterという企画で、死んだ人のMixiアカウントやTwitterアカウントをうまく整理するサービスという画期的なアイデアでした。生存なう!ってなんか良いですね。この後田口さんと橋本さんにサプライズメッセージを送り、忘年会議は終了となりました。


忘年会議に参加してみて色々と驚いたのが、参加されていた人達がすごい人達ばっかりだったということです。有名なウェブサービスの中の人や、社長と名のつく方が普通に隣に座っていたり、超有名アルファブロガーの方が来ていたり、とにかく一般人代表みたいな僕は萎縮しまくりでした。それでも今回行けてとても良い経験になったと思います。とりあえず僕もそこに来ていた人達に負けないように頑張っていかなければ。