無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法
作者:勝間和代
出版社:ディスカヴァー・トゥウェンティワン
発売日:2007/4/5
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/04/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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勝間本の書評を書くのは読書進化論以来。この年収10倍アップ勉強法と時間投資法の2冊は、僕に感銘を与えてくれた本でもある。"仕組み化"というものにはっきり触れたのはこの本が初めてだったのではないだろうか。時間を置いて読んでみると、以前読んだ時とは自分の考え方も変わっていて、拾い上げるポイントもより明確になった。今回は再読してみて今の僕が必要としている部分をまとめてみる。
まず前提として、最初の部分を抜き書き。
勉強で一番大事なのは、勉強の内容そのものではなく、勉強を上手く続かせる仕組みづくりであり、意識作りなのです。
いわゆる仕組み化の考え方で、目標に向かって行動する時に重要なのは、精神論ではなく、仕組みをつくる事なのである。僕の行動に対する考え方の土台部分を形成している思想でもある。
では勉強の必要とは、なぜ勉強することが必要なのか。
今日勉強しなかったからと言って、明日すぐに年収が下がったり、クビになったりする訳ではないので、ついつい、さぼりがちになります。(中略)ところが実は、年単位で勉強していかないと、スポーツをおろそかにしたり食生活が乱れている結果として生じたメタボリック症候群と同じように、そのつけは確実に回ってきます。
確かに、今日勉強しなかったからと言っても、対して僕の人生には影響が無いような気がする。でも結局僕の人生は"今日"の連続なのだから、今日やらないということは、僕の人生にマイナスの影響を与えかねない。そう考えると毎日日が過ぎていくのが怖いな。
次に、実際に勉強する時に考えなければいけないこと。
- 短期間で結果を出す人達に共通するのは、辛抱強く、半年間、基礎力をつける事に集中できる、ということです。
- インプットとアウトプットに、勉強時間を半分ずつ使う。
- 全体の大枠をつかんでから細かいことを学んでいき、学んだことを職場での成果やブログに表す、テストを受ける、あるいはマインドマップにまとめるなど、ひたすらこれらをアウトプットしていくということが必要になります。
- 理論体系をはじめに大枠でつかんでから、細かいところにだんだんと入っていく、ということです。
- 英語の訓練に王道なし。とにかく毎日、続けること。
まとめると、「積み重ね効果」「インプット:アウトプット=1:1」「大枠→詳細」かな。
それと、何を勉強すればいいのか、ということについて。
常に問題意識をもって勉強していれば、勉強のテーマは自然と出てくる。
まぁそうだよな。仕事していれば嫌でも勉強しなければいけないことが出てくるだろうな。IT・会計・英語、というキーワードも必要だ。
あと、転職についても少し触れておく。
- 転職には、見た目に分かりやすい資格や英語力が有利
- 転職しない場合も、転職市場で自分の価値を測りながら勉強する。
こんな所だろうか。
結論としては、さっさと仕組み化して、上に書いたことを考えながら毎日勉強すれば良いよいうことだな。
あと、精神論に頼らないということも重要。人間そんなに強くできてないからな。