デューデリジェンスのプロが教える企業分析力要請講座 会社の本質を見抜く9のポイント
作者:山口揚平
出版社:日本実業出版社
発売日:2008/10/10
- 作者: 山口揚平
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2008/10/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「スターバックス」や「三菱地所」、「ミクシィ」といった趣の異なる企業を具体例として、9つの視点から企業を分析。
一つ一つの分析の視点はとてもわかりやすいもので、読んでいると「なるほどな〜」と思うのだが、全てを読み終わった後に結局どういうことなのかが良く分からなくなってしまった。と言うよりも、企業分析にはそれぞれの企業を異なる視点で見ることが必要だ、という全体の趣旨はわかったのだが、ページの大部分を占めていた各企業の分析手法があまり頭に残らなかった。企業分析というのはこういうものなのだろうか。
全てに通用する公式が欲しいと思っているわけではないが、具体化しすぎて抽象化されないロジックというのは、全体像を掴みにくい。また、それぞれの手法についてもう少し突っ込んだ内容にしても良かったのではないかと思う。
とは言え、一つ一つの企業分析はわかりやすいし、役に立つものもとても多い。
次は教科書的なものを1冊読んでみたいと思った。
追記
結構な頻度で書評を書くのは、中々大変だと思えてきた。
書いているうちに、アウトプットの実践という本来の目的を忘れてしまいそうになる。
こういう時はもう一度目標を見つめなおして、時間の使い方にも意識を向けることが重要だ。
もう一度「時間投資法」とかを読んで、時間に対する意識を研ぎ澄ませる必要があるかもしれない。