レミーのおいしいレストラン
- 出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
- 発売日: 2007/11/14
- メディア: DVD
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メイキング・オブ・ピクサーを読んだ後だったので、TDLの新アトラクションとしても話題のモンスターズ・インクを借りて見ようと思っていたのだが、残念な事に全て貸し出し中…。
小さい頃に見たトイ・ストーリーをもう一度見ようかとも思ったが、レミーのパッケージが可愛かったので結局レミーのおいしいレストランを借りることに。
PIXARは偉大だと思った
さすがと言うべきか、セル画のアニメーションで表現できないものがCGだと可能なんだなと実感。特にキャラクターの独特の動き方はCGでしか表現できないもの。ストーリーだけならセル画のアニメーションでも作れるのかもしれないが、やはり動き方に関してはCGでしか表現できないものがある。
レミーが調理場の下を駆け巡るシーンや、リングイニがスケートでホールを走り回るところなんかは、圧倒的に迫力があるし、見ている人をワクワクさせるような動きをする。やはりその辺が一番違うところなんじゃないか。
背景なんかも、実写と間違えてしまいそうなくらい綺麗。料理に使われる食材も、デフォルメしなければ、本物と違わない質感が表現可能できてるんだと思う。
アメリカのアニメーションはこれからどんどんCGの作品になっていくのだろうか。
ストーリーの感想とか
あらすじ
抜群の舌と鼻を持つネズミのレミーは、今は亡き天才のシェフ・グストーに憧れ、自分もシェフになろうと夢を抱くようになる。
しかしある日、嵐で流され独りぼっちになったレミーは、パリにあるグストーのレストランにたどり着く。
レミーが可愛かった。特にちょこまかと調理場を動いて料理を作るレミーの姿が可愛い。
途中で料理人達が全員去っていってしまったり、レミーの仲間達が全員で料理を作ることになったりと、期待の裏切り方もいい感じだった。コレットが帰ってきて、レミーと一緒に料理をするようになってくれる所なんかは見ててもすごく楽しい。
"誰でも名シェフ"というアメリカン・ドリーム的なテーマで物語が展開される事を考えながら見ると、大人でも楽しめる作品なんじゃないかと。
日本のアニメーションとは違う
アメリカのCGアニメーションがどうとかという話しではなくて、日本のアニメの話。
日本のアニメと言えば、僕はやはりジブリなのではないかと思っている。他にも、ガンダム・ドラゴンボール・ドラえもん・エヴァ・ハルヒ・コードギアス等々、日本のアニメは面白くてクオリティの高いものがたくさんある。
それで、日本もアメリカのようにCGアニメが台頭してくるようになるのかと言うと、たぶんそれは違っていて、たぶんこのままセル画のアニメがずっと続いていくのだと思う。
アップルシードとかエクスマキナは面白いし好きだけど、日本のアニメーションの力というのはセル画にあって、ジブリがCGに手を出すことなんて無いと思っている。これはもう日本の文化であって、根本的にアメリカのそれとは土壌が異なっている。
そして残念な事に、その日本のアニメ文化のおかげで、日本のCGアニメーションはしばらく日の目を浴びない時代が続くのではないかと思っている。あるとすればそれは、スタジオジブリやGAINAXがフルCGの作品を一本作ってみる事から始まる。どうやって技術を集約させていくのかはわからないけど、話はそれからだ。
来週は、ハリポタが見たい。