企業戦略としてのデザイン アップルはいかにして顧客の心をつかんだか
作者:Robert Brunner,Stewart Emery,Russ Hall
出版社:アスキー・メディアワークス
発売日:2008/12/22
評価:★★★☆☆
企業戦略としてのデザイン アップルはいかにして顧客の心をつかんだか
- 作者: Robert Brunner,Stewart Emery,Russ Hall,長尾高弘
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2008/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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デザインとは
デザインは単なる見た目ではなく、製品と顧客をつなぐ接点である。顧客はデザインを通じて企業をイメージ・想像する。
情緒的
消費者はどのような基準で商品を選択するのか。情緒的なレベルで選択するのである。(中略)"ソニーはいいブランドだし、サムスンもいいブランドだ"、"うんあれの雰囲気が気に入った"、"うちに合うだろうか"。
顧客の情緒的な側面は定量化しにくいので、企業はその重要性を十分に認識していない。実際には顧客は情緒的なレベルで製品を選択する。
デザインの作り方
- デザインは後からの思いつきやごまかしであってはならない。デザインは出発点なのである。
- ジョブズが言っているように、"人々が愛するような"製品を作ることがデザインだ。
- デザイン主導企業になるともりなら、上から下まで全ての人々がデザインに積極的に関わらなければならない。
顧客と企業が触れ合う場所がデザインなのだから、製品はデザイン主導で作る必要がある。
ブランドとロゴ
- ハーレーは、ハーレーのブランドがどこに生きているかを知っているのだ。それはハーレーの本社ではなく、オープン・ロードを走るライダーの胸のうちに生きている。
- ブランドとは、企業が何を言っているかではなく、人々が企業について何を言っているかである。
- ブランドは顧客の心の中に生きており、企業ができるのはブランドに影響を与えることだけだ。
ブランドはロゴではない。ブランドは人々の心の中にある。
デザイン・戦略
- デザインでは、リスクは禁句ではない。チャンスをつかんで新たな場所に進まなければならない。
- え?会社の未来の青写真をアート・スクールの卒業生たちに渡せというのか?私たちの答えはイエスである。
オリジナルになるためにはリスクは不可欠である。リスクは予め戦略に組み込んでおく必要がある。
読んだ本を記録しておくのは、時間との関係で、中々難しい。
チェックをつけた所を引っ張ってきただけのこの記事でも、40分の時間がかかっている。
もっと簡単にして、回転率を上げて、溜まっている本のメモを処理していきます。