マインドマップ営業術

作者:トニー・ブザン
出版社:アスペクト
発売日:2009/3/10
評価:★★

マインドマップ営業術

マインドマップ営業術

先日会社の配属発表が行われ、見事にSEの希望が通らず営業になったので、その日の帰りに営業ってどんなものかと思って買った本。
まあ希望通りではなかったけれど、営業も中々面白そうです。
何より勤務地が東京でほっとした。


書店には「営業/マーケティング」という棚があったのだが、普段その辺りの棚はスルーしがちなので、どの本にするかかなり迷ってしまった。
しかも、営業の本はどれも薄くて文の量が少ない(少なくとも僕が見たところでは)。
今度渋谷の紀伊国屋にでも行ってちゃんと見てこよう。


そんな中、唯一興味を引かれたコレを買って帰った。
マインドマップに触れたことが無かったので、良い機会だ。

内容

五感に訴えて営業する

聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚の五感全てに訴えかける営業プレゼンテーションは、きわめて強力である。

内容が良いだけでは駄目で、話が上手なだけでも駄目。
クライアントに自分を覚えてもらい、そして商品を買ってもらうためには、左脳と右脳を刺激していかないとうまくいかない。
クライアントの話を聞くときも、五感をフル活用して情報を得ることが必要。
クライアントの姿勢・ジェスチャー・視線から、何を求めているのかを観察できなければならない。

製品のエキスパートになる

現代の市場で成功を収めるのは、自分の扱う製品やサービスのエキスパートになった営業マンである。

個人的にはなるほどなと思った。
自分の持っている情報次第で、提案の内容・幅が変わってくる。
クライアントの満足を高めるためには、相手を知ることと同時に、自社の製品・強みを知っておかなければならない。

この辺りの感覚は、研修中には習得し難いかもしれない。
自社製品の勉強は、配属されてからも続けていく必要がある。

営業シュミレーション
  • 「満足した顧客」という結果を頭の中に思い浮かべてから、営業を始める。
  • 営業は必ず二度ずつ行う―最初は頭の中で、次に現実で。

優秀な営業スタッフが、望む結果を出すために意識している二つの秘訣。
これは営業だけに留まらず、違う場面でも使えると思う。
例えば誰かの紹介で人と会うような時も、事前に相手の情報を把握しておけば、どんな振る舞いをすればいいか、頭の中でシュミレーションできる。
合コンとかでも使えるんじゃないだろうか?

感想

1時間くらいで読んだ。
途中の「マインドマップを作ってみよう」という部分は全部飛ばしてしまったからな・・・。
個人的にはマインドマップ作成に関してまだ腑に落ちないところがある。
色ペンを使うとか、絵を描くとか、どうも効率が悪い気がしてならない。
「綺麗なノートを作って勉強した気分」になってしまわないか不安だ。
とは言え営業の人間が意識するべきポイントは理解できた。
配属までまだ2ヶ月以上あるので、営業の本はもう少し読む。