読書は1冊のノートにまとめなさい

作者:奥野宣之
出版社:Nanaブックス
発売日:2008/12/16
評価:★

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少し前にタイトルに釣られて買った本。30分位でさらっと読んだ。
内容もそうだが、特に後半部分が読書グッズの紹介ページになっており、全体として若干物足りない印象を受けた。

そういえば、以前会社法の授業で教授がテキストを紹介するときにこんな事を言っていた。
『他の会社法の本が、200ページ分の著者の知識で300ページを構成しているのに対して、私の本は、本来3000ページになってしまうものを300ページに凝縮しています。自分で言うのもなんですが、すごく良い本ですよ。』
この本はきっと前者に当たるんだろうな。
読書ノートというテーマで本を1冊作るのには、まだまだ情報が足りない。

インストール・リーディング

  • 読書ノートを作って、読んだ本を確実にインストールする
  • 知識定着のためにアウトプットを行う

本を読み終えても内容を自分のものにしている人は少ない。
そこで読書ノートを書くことによって、本の読みっ放しを防ぐ。
さらにメモを加えることによって、思考の補助を行い、次に読む本を決める。
最終的に講演やプレゼンなどでアウトプットを行い、知識の定着をはかる。

感想と役に立った所

探書リストを作る

気になった本をリスト化しておいて、書店に行った時はその中から選んで本を買う。
僕はこういう事をしてこなかったので、すぐに取り入れた。
本書では手書きのリストを作成することを薦めていたが、気になった本をアマゾンで検索してフォルダに入れていく方が早いだろう。

読書を自分にとっての「重要箇所を抽出する作業」にする

日常的に本をたくさん読んでいる人にとっては当然の事かもしれない。
ただ僕はあまり意識できていなかったので、敢えて書く。
これを実行しているか否かで読書のスピードがだいぶ変わってくると思う。


本書では多くの部分が「読書ノート(手書き)を作る方法」で構成されているのだが、これは時間がかかりすぎると思った。
ブログに書いたほうが早いというのが僕の結論。