あなたもいままでの10倍速く本が読める

作者:ポール・R・リーシィ
出版社:フォレスト出版
発売日:2001/9/26
評価:★★★★★

あなたもいままでの10倍速く本が読める

あなたもいままでの10倍速く本が読める

知り合いのバンドをやっている人がデビューしてワンマンライブをやるという事で、高田馬場まで見に行ってきた。ライブハウスには人がたくさん居て、みんないい感じで盛り上がっていて、やっぱり音楽はいいなと改めて実感。僕は結構最初の頃からライブとかに行っていたのだけど、とても良い感じの音楽をやられているので、是非色々な人に聴いてもらいたい。これからも頑張って下さい。応援しています。
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本題

今週4冊目。月曜日に

…今週も引き続き、本を5冊読むことが目標。


2009-06-22 - THINK CIRCUIT

という目標を立てていたのだが、今週はなんとか達成することができた。おそらく今日読んだ本が6冊目で、書評を書くのが追いついていないという状況。今はとにかく量を読むことが自分にとってプラスになると思っているので、このままどんどん読んでいきたい。


今回はかの有名な「10倍速く〜」のフォトリーディング本。実は速読に関しては完全に今まで自己流で、こういった類の本は眉唾モノだと思っていたのだが、「右脳で読む」という感覚を身に付けられたことはすごく良かった。それから、「本を読む=精読」というパラダイムを転換するという発想。この2点を押さえるだけでも本書を読む価値は十分にあると思った。

読書とは

「無意識レベルでも文字情報を処理することは可能だ」という事実を受け入れることで、あなたの中にフォトリーディングパラダイムの転換が起こります。このパラダイムの転換によって、あなたの読書は驚くほどパワフルで、効果的で、簡単なものになるのです。


小学校の国語の授業では、教科書を音読させられる。中学でも高校でも、国語の時間には文章を全て理解することが求められる。そうした経験があることによって、日本人は本を読むということ=精読することだというパラダイムを持つようになってしまう。僕自身も今まで漠然とそう思っていたので、速読法はどこか怪しげなものだという感覚があった。しかしそれはあくまでも読書という行為に対する一つの見方に過ぎず、文章を隅から隅まで読まなければ読書とは言わないという決まりはどこにも無い。つまり、1冊の本を5分で流し読みすることを読書と言っても差し支えないのである。

読書の様式

読み方には、他にも要所をピックアップして行くなどして読書速度を上げる速読(そくどく)や、内容をよく理解して更にはその思想までもを汲み取ろうとする精読(せいどく)[1]などがある。本を読まずに大量に積み上げることを「積ん読」(つんどく)とも皮肉って言う。また、書籍に限らないがその原稿を関係者や第三者が読んで問題点を指摘することを査読(さどく)といい、更に問題点を修正したりすることを校正(こうせい)という。


読書 - Wikipedia


結局そのことが、「無意識レベルでも文字情報を処理することは可能だ」というパラダイムを受け入れることに繋がる。そのことを理解できないと、本を速く読むのは中々難しい。

本を読む準備

心の中でこの読書の目的を言います。(例:「これから10分間、私は時間を上手に使うためのアイデアを得るために、この雑誌記事を読みます」)


準備としては他にも色々あるのだが、中でもこの部分が重要。本を読むときには必ずその本を読む目的を明確にすること。手段が目的にならないようにするのは基本中の基本。

フォトフォーカス

ひとつひとつの語句にはっきりと焦点を合わせるのではなく、一度にページ全体を眺めます。フォトフォーカス状態で文書を眺めることで、目で取り込んだ情報を直接、意識化に送り込むようにするのです。


具体的な速読の手順の中でも重要なところ。ページ全体を眺めたところで、瞬時に内容を左脳で理解できるわけではない。しかし、無意識下では情報は処理されている。ページの内容を理解できていないなと思っても、そのまま読み進めることが重要。

あとがき


他にもエッセンス満載なのだが、新しい発見はこんなところ。今週たくさん本を読めたのはこの本のおかげかもしれない。それから、ボリュームがあったり内容が難しかったりする本を読んだ後に普通の本を読むと、自分でも驚くくらい速く本が読めることに気付いた。脳の処理スピードが変化しているんだろうか。ハードカバー→新書→新書くらいのペースが一番気が楽だ。