プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか

作者:P・F・ドラッカー
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2000/6/29
評価:★★★★

成果を挙げることは一つの習慣である。習慣的な能力の集積である。そして習慣的な能力は、常に習得に努めることが必要である。習慣的な能力は単純である。あきれるほどに単純である。七歳の子供でも理解できる。掛け算の九九を習ったときのように、練習による習得が必要となるだけである。「六、六、三十六」が、何も考えずに言える条件反射として身につかなければならない。習慣になるまで、いやになるほど反復しなければならない。

内容

世界に何が起こっているか


肉体労働者の時代から、知識労働者の時代へ。
その変化に伴い、知識労働の生産性をあげる必要性が出てきた。
また同時に、一般知識から専門知識へ重心の移行が起こった。

いかにして成果をあげるか
  • 何が目的か、何を実現しようとしているか、なぜそれを行うかを明確にする。
  • 成果をあげることは習慣であり、習慣的な能力は常に習得に努めることが必要。
  • 権限に焦点を合わせず、貢献に焦点を合わせる。
  • 自分の強みを知る。そのために、フィードバック分析を行う。
  • 自由に使える時間を大きくまとめる。
  • 集中する。「真に意味あることは何か」「最も重要な事は何か」
意思決定を行う
  • 今日、意思決定は組織に働くほとんどの知識労働者が行う。
  • 従来の組織は軍。情報型組織はオーケストラ。
  • 効果的なリーダーシップ
自己実現のために
  • 成果をあげるためには、人の強みを活かす。
  • 成功の鍵は、責任である。
  • 成果を挙げるためには、習慣的な姿勢と、基礎的な方法を身に付けていることが必要。

感想

自分の帰属先はITの世界であって、そこで成果をあげる。
そのために土台となるのは、習慣化、アウトプット、そして、目標に集中すること。