疲れない体をつくる免疫力
- 作者: 安保徹
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2010/08/20
- メディア: 文庫
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体の疲れと解消していく方法は色々あって、運動したり、お風呂に入ったりすることがその一つだと思う。他にも、良く睡眠をとったり、規則正しい生活をしたり、健康的な食事をすることで、体に疲れを溜めないようにすることができるはずである。そうした疲れに対する対処法が書いてあるんだけど、疲れというものを客観的に観察したことが無かったので、なかなか面白く読めた。いや、ここに書いてあること全部はできないんだけどね。少なくとも知識として記憶の片隅に置いておけば、少しは健康的な生活ができるんじゃないかと思うよ。まあよく食べて、よく活動して、良く寝て、良く笑ってってことね。中でも一つ面白かったのが、リラックスしすぎても逆に疲れてしまうということ。なんかメンタル・タフネスでも読んだような気がする。人生バランスだな。
memo
「疲れない体」を作るとは
- 私達の体にもともと備わっている「免疫力」を高めれば、「疲れない、病気にならない体」をつくることができる
- 浸かれと上手に付き合い、コントロールすることが出来れば、病気にはならない。
免疫力を高めるコツ
- 「活動し過ぎ」か「リラックスし過ぎ」かーこの両極端な生き方が疲れや病気の原因。「活動し過ぎ」は交感神経優位、「リラックスし過ぎ」は副交感神経が優位の生き方。
- 「軽い疲れ」を解消するには、深めの深呼吸を行ったり、少しだけ甘いものを摂ったりしてみるだけで随分違う。
- 疲れを感じさせない最初の防波堤は、体を動かすことで血流を回復させ、体の中から熱を生じさせること。
- 体が重く感じたら「とにかく体温をあげる」「体の外からとく熱を与える」
- 交感神経を刺激するためには、先ず日光を良く浴びることからはじめる。
- 遅くとも午前0時までには寝て、日の出と共に起床する。そして、日中は活発に行動するような、交感神経を刺激する生活を心がける。
今ある「疲れ」を撃退する方法
- 消炎鎮痛剤は、じつは、こり、重み、痛みを悪化させるもの。
- 痛みが出たら、温めるか軽い運動をして、血流を促すこと、同じ姿勢から解放すること。
- 冷えからくる不快な諸症状を緩和させるには、体を冷やさず、温めること。
- 「足のムズムズ」には温めるのが一番
「免疫力を高める」生き方をしよう
- 仕事の疲れは「仕事中に取る!」が基本。疲れが発生したその時、直後に、こまめにとる習慣をつけられるかどうかが勝負。
- 1時間に1回「心がのびのびする」
- 血流を回復させ疲れを取るには、体を動かすのが一番。仕事で続けがちな姿勢と逆の動きをすること。
- パソコンの「連続使用時間は45分」。眼精疲労は全身的な血流障害にまで行き着く。
- 「40秒で吐いて吸う」ことで自律神経が整う!
- 「週に1日は定時で帰る」夕方以降は副交感神経優位になり、働き続けると一日の疲れを取ることが出来ないばかりか、昼間よりもさらなる疲れを増すことになり、典型的な疲れをためる生き方になる。
- 睡眠不足になるほど忙しい人は「いつもより30分早く寝る」
- 甘い物の取り過ぎは、血糖値が急激に上げる。甘い物は、頭や体をフルに使って血糖が下がり、極度に疲れを感じた時に、回復のため少量摂るレベルならよい。
- 疲れには「砂糖ミルク入りのコーヒー」が効く!
- 極端な生き方をしているところに、いくらサプリメントを摂ったところで、疲れは緩和しない。
疲れない体を作る「熟睡法」
- 睡眠時間はできれば7〜8時間ほど確保する。
- 睡眠不足は、ボディーブローのように、必ず、先々の健康に潜在的なダメージを与えている。
- 基本原則は「十分に活動したら、必ず十分な睡眠を取る」「太陽と共に起き、太陽が沈んだら出来るだけ早く休む」「交感神経と副交感神経の両方がきちんと働くようなメリハリの利いた生活をする」
- 不眠の場合は、活動し過ぎ、またはラクをしすぎの極端な生活によって体のリズム自体が崩れている。
- 太陽と共に生活することを心がければ、自然にリズムが戻ってくる。
- 疲れない体は「湯船」から!健康の為にはシャワーだけではなくゆっくり湯船に浸かるとよい。体温が上がると自律神経のバランスが取れ、代謝も活発になり免疫力が高まる。
- 理想は「布団に大の字で寝る」仰向けで寝ると、肩や内蔵を圧迫することがなく、姿勢が良くなって猫背が防げる。